毎日新聞、サマータイム特集、
  九州では不掲載!!

 毎日新聞では「論点」欄でサマーたいむの特集を組みました。
ご存知の通り、サマータイムの弊害、特に九州で大きいんです。
新聞記者、特に九州の記者ならそんなこと知っているはずです。
万一知らなかったとしても、特集面をチラッと一目見れば「九州に
弊害が大きい」はわかるはずです。
 もし万一、このも、不掲載が意図的でなかったとして、かぎりなく
それに近いものを見ます。毎日新聞はサマータイムに賛成なん
だな、でも、九州の記者さん、自分が弊害を受けるんですよ。
 そうでもないか、そんな決定に携わった人、1〜2年で東京か大
阪あたりに「栄転」しているでしょうね。

サマータイムを考えよう
                     ご意見は楽雅樹帳にお願いします
知ってます?

夏は日の出が早くて早く明るくなるのにみんな眠っている、それは「無駄」だ、時計を1時間進めれば、ホントは7時なのに時計では8時になっちゃう。法律でそれを決めればみんな「強制的」に早起きさせることができる、これが「サマータイム」です。

何のため?
時計を進めるから「時計の上」では日の入りも1時間遅くなります。遅くまで明るければ電灯をつけない、すなわち「省エネ」、というのが提案している団体のくっ付けた第一の「理由」です。それに、ゴルフ場など、夕方のレジャー施設が「うるおう」という「経済効果」も上げています。
バカげてるって思いません?
おじさんの主人は朝早く目が覚めると庭の草を取ったり、花に水をやったり、夏の「早い朝」を満喫しています。ゆっくりしたいときには日が昇ってもベッドにいたり、のんびりしたりしています。まだ7時なのに法律で強制的に時計を進めて「8時だから起きろ」と命令しにくるのです。もちろん花や草だけではありません。朝の散歩、人間も犬も、そしてジョギング、夏の朝の気持ちのいい時間、「夏の自然の恵」を奪うのです。ゴルフには「経済効果」はありますが、朝の「気持ちのいい時間」にはないからでしょうか?
でも「省エネ」になっるのでは?
提案している団体の数字を見ても、省エネの乞うかは微々たるもの、雀の涙です。一方、そこら中に氾濫している時計をいちいち合わせ直す手間はものすごい量です。いったいお宅に何個時計があります?壁に目覚ましラジカセにVTR、電気釜に洗濯機パソコンに携帯電話・・・・・・・説明書を見ないで直せるのがいくつありますか?

家庭でもこんなにあるのです。ましてや、現代の複雑な社会です。ざっと思いつくままに数えてみましょう。

発電所放送局昼夜で切り替える信号大きなビル、デパートやスーパー、キャッシュコーナーに交通機関、それぞれに大変な費用と手間がかかります。上にあげた一つ一つが提案している団体の「省エネ」の数字をはるかに超えています。「省エネ」は生活スタイルをエネルギーを無駄遣いしない方向にするのが正解です。サマータイム程度の省エネならば、0.1%の「省無駄」でOKです。自然の恵を奪って、大々的に無駄な手間をかけて結局は浪エネ、なんてバカげているんでしょう!
大々的な「浪エネ」です。
考えれば考えるほど
チョット考えただけでこんなにボロがでるのです。皆さんも色々考えてみて下さい。
九州は2時間のサマータイム
九州は東京より西にあります。そんなこととっくに知っていますね。だから日の入りも日の入りももう何十分か遅いのです。すでに約40分自然のサマータイムになっちゃっているのです。沖縄、八重山、与那国とやって来ると差は1時間近くなります。おじさんは5年ほど鹿児島にいました。夏は日の入りが7時半近くです。電波望遠鏡の外仕事、学生さんたちは「まだ明るい」と言って仕事をやめません。後片付けがすむのが10時近く、夕食をご馳走しようにも「明日の授業が」と言って簡単に食べて帰ってしまいます。サマータイムが導入されれば、教授の手伝いはしたい、授業はサボりたくない、そんな学生さんには夕食は帰り道にパンでも囓っておく程度にしなければならなくなってしまいます。
東京の人、2時間のサマータイムやりますか?賛成しますか?とっても不自然なことになるでしょ!東京は1時間でも九州ではそうなるのです。九州がサマータイムに反対したとすれば地域の「エゴ」ですか?
もっと凄いことも起きるんですよ。サマータイム終わり頃の10月には長崎沖縄では日の出が(自然時間)6時20〜30分です。学校が始まる(サマータイム)8時では日の出30分後、登校に1時間かかる(このあたりに多い)離島の子たちは暗い内に懐中電灯を持って船着き場に急ぐのです。
                   「不自然」ってダメなんですよね!
提案している団体は?
サマータイムは第2次大戦後、占領軍の命令で行われましたが、あまりにも日本の自然と生活に合わないために廃止になってしまいました。その後何回も提案されるのですが反対が多かったり、何とか大臣の献金問題が絡んだりしてその度に立ち消えになってきました。提案しているのは通産省関係の「外郭団体」です。
最近になって理由の中に「省エネ」が入って、いかにも環境庁が絡んでいるように言い始めましたが、実際は殆ど絡んでいません。少なくとも、理由付けについては通産(当時)外郭団体のものと変わっていません。
中央省庁外郭団体、色んな予算や補助金をもらっては色んなことをしています。どんなスタッフが運営し、どんなつながりで仕事をしているか、折に触れては新聞やスキャンダルをにぎわしています。この団体はどんな団体かな?、思わず考えてしまいます。

いとう・たけしさんのサマータイムページ

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