お じ さ ん 植 物 園      山椒園ご案内

巨大サボテンの成長が完成し、今度は再び山椒を完成させました。
                             美しくかわいい成長をご覧ください。

自然学校敷地の西の部分、ビオトープを目指す「ケロト-プ」があります。
そこから敷地境界の道を北向の段差を下がった竹薮の南縁にこの2本の山椒の木は
あります。「竹薮の南縁」というと「日当たりが良い」と思われがちですが、朝来山の北
側の大きな北向き斜面、さらに北下がりの段差の下、すぐ南が高さ数メートルの(道
路の擁壁、あまり日は当たりません。


芽吹き  つぼみが出た つぼみから花へ  花いっぱい  花から実へ  
立派な実です  収穫  似たもの両隣  連写4発   色づき    
         植物園入り口へ  おじさんのページ

毎年新しく
早春のある日、木の芽をあさっていたときです。萌黄、浅緑・・・・いろんな種類の緑に
むらさきの縁取りをしたり、冬の「閑散」が残る森のあちこちにいろんな「華やか」が隠
れています。ふとであった山椒もその一人でした。
山椒ってどんな芽を出すの?どうせ平凡?そうです。やっぱり平凡でした。これを見て
山椒ってわかる人なんていないでしょう。柿の新芽を出しても同じかもしれません。でも
チョッと失礼、摘んで口に含むと山椒です。  
お一人様山椒園ご案内ぁ〜〜い!

これ同じ芽です。翌日接写のカメラで再訪したんです。チョッとだけ葉が開いているの、
わかりますね。これだって春先すべての新芽の素晴らしい「平凡」なんでしょう。


ちゃんと山椒の葉っぱが
芽がふくらんで葉っぱが少しずつひろがってきます。なんと小さな山椒型がちゃんとしまって
あったのです。あのやわらかそうな芽が、もう一人前に山椒しているんです。失礼してチョッ
とつまんでみます。これこそ失礼ながら、そしてまたまた繰り返しですが「一人前」に「ピリリ」
となんです。当たり前といえば当たり前ですが、こんな小さなそれぞれにぞれぞれの当たり
前が森中山中に満ち充ちている、それが当たり前の春なんでしょう。


「芽」から「葉」へ、そしてつぼみが
たった1週間留守にしただけで「芽吹き」はもう「つぼみ」に変わっていました。葉っぱはまだ
やわらかいけれどちゃんと山椒型、そして枝の先にはもう小さな山椒がなっているんです。
時期から考えてこれはもちろんつぼみでしょう。樹いっぱいの何百という小枝が全部つぼみ
の房を乗せているんです。それらが全ぇ〜〜ん部春の日差しに(葉っぱがまだやわらかいか
らでしょうか)キラキラ光っているのです。あぁ〜〜かわいい!
それはそうと、山椒ってどんな花が咲くのでしょう?このたくさんの枝にみんな花が咲いたら、
見事?地味?辛い?雄蕊雌蕊は?花粉は?こんな想像、胸ドキ胸キュンですね。



つぼみの成長もあっという間
そんな胸キュン想像を尻目に、5日後に来て見た山椒はもうホントに「たくましく」なっち
ゃっているんです。春先の冷たい雨にかかっても、そ知らぬ顔です。つぼみも随分大き
くなり、そしてふくらんできました。さて、どんな花が咲くのでしょう。


つぼみから花へ
あちこちのつぼみから小さな角が2本ずつ生え始めました。そして本体部分が二つに割れて
きます。これが花なんでしょうか?二つに割れたそれぞれが花?それなら山椒の実はペアで
なっているはずですが、そんな気はしませんね。とすると二つが雄蕊雌蕊なのでしょうか?
それらしい違いも見えません。
実は夏になってからの写真を良く見ると、半数くらいはペアで実が着いているように思えます。
こんなページを作り苦前の観察の不充分を補ったりできるんですね。



花がいっぱい
とにかくいっぱい咲いているんです。角角角・・・・どの花もみんな角です。どっちが雄蕊?
花粉はどうやって運ぶの?まだまだ観察が必要です。この写真もピンボケ。


花から実へ
今度は目を離しませんでした。角が取れていく、表面にしわができる、の変化です。でも、
写真のピントはごめんなさいね。もちろんその段階その段階で一粒ずつ失敬して山椒の
ピリッとを確かめています。

芽吹き  つぼみが出た つぼみから花へ  花いっぱい  花から実へ  
立派な実です  収穫  似たもの両隣  連写4発   色づき    
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もう立派な「実」です
角は殆ど取れちゃいました。この写真では右上隅のところにに何個か見えますが、一番隅
のものをのぞけば発育不全のもののように見えます。


収 穫
この時期、山椒の実やら、おいしく煮た山椒やら、それぞれご自慢らしいいただきものを
しません?山椒の木に行ってみて「アッ」と驚くまではこの現象の関連性に目覚めていま
せんでした。でも、一方の木は実がなくなっちゃっています。でもそれだけで足りたのでし
ょうか、奥の方の木は殆ど無事でした。この土地の持ち主さんかもしれません。
無断立ち入りはおじさんの方!


似たもの?
パソコンで小さい画像(サムネイルっていうんですか?)を何十枚も並べて整理していると、
アレェッと驚きました。大きな真っ白な実、秋の山椒のような赤い実、の写真が両隣なんで
す。いつも歩くコースでちょうど順番にさくらんぼ、山椒、森あおがえるの産卵場(ケロト-プ)
が並んでいるんです。パソコン画面上のチョッとの驚きです。


連 写 4 発
何故かこの時期にだけ一つの房を狙った連写があります。一写ずつ大きさ、傾き、狙った方
向などが違います。お天気が似ていたか、色調はそんなに違わないのでまだましでしたが、
4枚並べるのは苦労しました。
実はもう殆ど成熟し、しかも短期間、見た目殆ど違いません。とは言っても実も葉もまだ少し
ずつは成長しているはず、ズームや距離のデータがないなどから正確なサイズ比較が出来
ません。アイディアばかり先行して、後始末できない性格が大いに現れたのでしょう。
これで自然科学の分野、もの作りに生き(のび)てきたなんて信じられます?


チョッと見ぬ間に色づいて
シドニー旅行、夏休み星祭り「死のロード」などなどでまたまたご無沙汰続きでした。久し振
りに来てみると実が色づいています。殆どの実は薄い頬紅程度ですが。葉は数が減り、や
はりかすかに色づき始めています。
ともかく何度間違っても懲りない、と言うよりは懲りてもまたやるダメなおじさんでした。


中にはこんなに色づいて
探してみると随分ちゃんと色づいたのもあります。何故か小さい房、発育が遅い実ほど早く
色づくのでしょうか?


9月下旬、みんな色づいてきます。


そして10月、実はみんなピンクに。そしてかなりの部分は果肉が割れて(これもきれいな)
黒くつやつやした種子が顔を出します。


その間の実の変化、クローズアップ、時分解写真でお送りします。

芽吹き  つぼみが出た つぼみから花へ  花いっぱい  花から実へ  
立派な実です  収穫  似たもの両隣  連写4発   色づき    
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