おじさんの植物園 マムシ草物語
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マムシ草ってこんな草
このページの背景みたいな、じめじめ薄暗い、例えば雨が降れば流れになるような一角
一瞬どきりとして足をとめさせられます。鎌首をもたげた蛇のように立ち上がってこっちを
向いている。それがマムシ草です。茎の生え際の部分の縞模様もさながら蛇、じめじめ
暗い場所で驚かされる、そんなことが蛇の印象をさらに際立たせます。
あの筍が竹になるみたいに。まむし草も小さな芽から始まります。2003年はそこまで見つけ
きれなかったのが、今年は知っている群生地を探す、などの方法で、筍時代のまむし草をと
らえることができますた。ホントにすぅ〜〜っと伸びてきちゃうんです。知らないままに出て
きちゃう大きくなって入っちゃうなです。
そのあと、葉になる部分が袴からのぞいてきます。これは3兄弟の一日分の成長を記録
したものです。こんど出合う野は5月7日か8日です。もう見分けがつかないくらいに変わ
っているでしょう
こんなにでかいのが
若ぁ〜〜いまむし草ばっかり見ていたのに、中にはこんなのもありました。折からの嵐で
倒れかかっていますが、高さは優に1m」以上です。
着物の柄(表紙)の種明かし
4年5月10日頃のこのページの表紙、実はこのまむし草の茎の「蛇柄」パターンからいた
だいたんです。チョッと種明かししましょうね.
星まつりやらなにやら、1週間ほど自然学校ご無沙汰して、戻ってみたらこのまむしさん、
見事に立ち直っていました。高さは1.4mくらいあります。茎の「蛇柄」パターンはますま
す見事です。急な斜面、年寄りのおぼつかない膝や足首、平衡感覚、何とかゴマカして近
くに寄り、いろんな方向からクローズアップをとりました。
真横からとれなかったり、コントラストや明るさが違ったり、たくさんとった写真の中から4
枚選んで倍率やコントラストを修整、何回もやり直したものから真正面部分を切り出して
つなぎ目をぼやかして、一枚に貼り付けました。どうしたって鎌首もたげたまむしの茎、
縦長になっちゃうので横に寝かせました。
まだあまり面白くありません。縦に広げて、もう少しコントラストを調整したのが表紙の
写真です。お着物の柄にいかがですか?
春から夏、花から実へ
鎌首部分は花です。だから幼生にはありません。5月くらいに一斉にマムシ型になります。
春先から初夏、マムシ草の好みそうな場所には本当にたくさんのマムシが鎌首をもたげ
ます。小さくて軟らかそうでかわいいマムシがそこら中、なんて感じです。
5月10日の左側、5月13日の巨大マムシ草以外は一本の株です。通り道の際にあり、写真
がとりやすかっただけで選びましたが、他の株は途中で成長を止めてしまい、これだけが実
をつけるところまで行ったのは幸運でした。
自然学校敷地の東寄りに大きな沢があります。普段はちょろちょろ程度なのですが、土石流
の跡らしき地形があり、数年前には大きな岩が転がり出たりしました。調査の結果「危険」と
わかり砂防ダムを作ることになりました。マムシ草の好んで生える沢沿いの土地、いっぱい
に空を覆っていた大きな杉を切り払ったのだからたまりません。あり余る日光を浴びてマム
シ草は大成長、こんなのがニョキニョキ生えていて、異様な感じです。
5月中までは花の中心の雌蕊が見えるので、そこを覗き見するようにカメラを構え(チョッと
Hッチ?)ていましたが、6月に入って花はしぼんでしまいました。そのかわり実のあたりが
かなり膨らんできたのがわかります。
実が姿をあらわす
かぶっていた花弁か孚か、裂けて実がのぞき始め、そしてどんどん膨らんできます。
ある日、写真をとりに行ってみたら、お目当てのマムシ草、ないんです。あちこちの星祭りに
夢中になってご無沙汰していた間に落ちてしまったのでしょう。ウゥ〜〜〜〜ゴメン!
あちこち探しまわって、敷地の東端の方の小さな沢に見つけたのが今度の株です。日もあ
まり当たらず、雨が降れば水が流れそうな場所、背は低くともしっかりした実が着いています。
マムシ篇、チョッと命が延びました。
夏から秋へ、実が熟す
びっしり種がついたマムシ草の実、夏から秋へ、どんどん大きくなっていきます。 マムシさん
は先端の種子から実が入るみたい、とうもろこしと反対ですね。
さらに成長して、マムシの鎌首だった部分も取れ、10月末には赤橙に色付いてきます。
新しいのを見つけました
同じ林の奥の方にもう一株見つけました。実が入って赤くなってきて目立つようになったの
です。今まで写真ととっていたものより実も大きく、夏から秋への進行も先んじていて、もう
葉も落ちて倒れかかっています。
もっとありました
たしかに赤く色付いてくると、そしてこんなに大きいと、林の中では目立ちます。散策路が小
さな沢を渡るところで一つ見つけました。かなり大きいんです。首をかしげて横向きになって
います。夏の間にここを通りながらこの沢ならマムシ草あるだろうに、と何回も目を走らせた
場所です。見落としていたんですね。
もっともっと
アップの写真を、と沢に入って行きます。大きさを示すために手元の予備の電池を添わして
写真をとりました。と、沢の向こう側にもう一つ、あるのが見えました。もっとズゥ〜〜ッと大き
いんです。この場所ならまだ青くても見つかった筈なのに・・・・・・
落ちこぼれたち
ほんの10mくらいの範囲にまだまだ見つかるんです。これなら春にはたくさん生えていた
はず、見つけられなかったのはもうだれのせいでもありません。結構発育不全のものも見
つかります。沢筋、という条件のよい場所、たくさんあるのは当然かもしれませんが、こんな
に色々な段階の「発育不全」がここまで生き延びたのは何だろう、なんて思いました。
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