から、冬まで篇    おじさんのページ

すべてが命を吹き返す春、柿も目を覚まします。
3月下旬から4月
3月下旬、固ぁ〜い固い芽が少しずつふくらみはじめます。4月になるとアッという間、萌黄から
若葉色に、そして下旬にはすべての枝に勢いよく若葉が広がります。


〒ポストに見守られて
ここ南但馬自然学校には昔ながらの〒ポストが使われています。自然学校でやってきた子
供たちがおうちに手紙を出すので、毎日集配があります。3月には固い芽、5月の分では良く
見るともう小さな柿の形をしたつぼみが葉柄の根っ子に着いているのがわかります。


つぼみから実へ、成長の過程
いくつかの写真は大きさの目印を入れました。お陰で成長の過程を見ることができます。た
だし前年ながら花には目盛りを付け忘れてしまいました。
つぼみの段階(5月)には孚とうしろの実になる部分の急成長が見えますね。そして6月か
ら8月の実の成長も数十倍におよんでいます。


つぼみから花へ
これならもう「花」と呼んでもいいかもしれませんね。実物を見、デジカメのモニターを見、
「かわいいなぁ〜〜ッ」と一人で悦に入っていました。


結構香りも
するんです。花の中に散らかっているのは多分雄蕊の破片でしょう。花粉を食べにきた虫
がちぎったのかも。でもお陰で花粉が運ばれて柿さん喜んでいます。蟻さんもちょうどやっ
てきたところです。  柿の花がこんなにきれい、知ってました?


実 り
この写真10月末にとったものです、紅葉も実りも種類によるか日当たりのためか知りませ
んが早い遅いがあります。柿の紅葉はまだら模様が不思議な美しさ、見飽きません。


森を歩くとたくさんの木々に埋もれて、しかしがんばって日光を争い、いろんな柿が思い思い
に実をつけ、葉を化粧しています。野生か?誰かが種を捨てたか?


そして冬支度
見事な紅葉、なんて思っていると柿の葉なんてアッという間に落ちてしまいます。
                                          もう、冬はそこまで


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