森本おじさんと遊ぼう     悪口ページ

談合体制摘発      05年5月27日
牛肉偽装事件         同上
尼崎事故とJRのいじめ

大規模談合組織摘発                     2005.5.28
 鋼鉄橋梁業界の大規模な談合体制が摘発されました。何でも、40年前からやっていたのだそうです。キット皆さん「先刻ご存知」だったのでしょう。「官」と「政」が喰い付いて、うまい汁を吸っていたのも間違いないでしょう。そして、他の事件と同じく、適当な「落としどころ」がもう決まっているのでしょう。


 お肉の大手、ハンナンがBSE対策として政府が輸入牛肉を買い上げるのに便乗し、買い上げ対象でない肉まで大量に買い上げさせていた事件が判決がありました。当時のHPにのせたものをここに再掲載します。
 最近同じく話題の鋼鉄橋梁談合体制の話も、
「官」「政」の責任、うまい汁について見て見ぬ振り、と同じで拗ね。


日本ハム問題

慌てて口を出した農水省
日本ハムが狂牛病問題に関連した買い上げ制度を悪用し輸入肉を国産と偽って政府に「売り付け」ていました。この騒ぎ、日本中が知っていますから説明の必要はないでしょう。

さて、8月20(?)日同社は役員を含む関係者の処分を発表しました。これもご存知でしょうが、注目されていた会社のトップ、独裁者である大社会長は名誉会長に退く、というものでした。

「軽すぎる」各新聞が騒ぎました。もうその翌日です。 監督官庁たる農水省は「こんな軽い処分では」と横槍を入れました。

怪しくないですか?
各新聞は「よくやった」の論調です。でも、何で今回だけこんなに早く手を打ったのでしょうか?日本のお役所が、特に、業界関連でこんなに早く手を打つなんてきいたことがありません。「業界の問題」「会社の問題」「調査してから」・・・・・いくらでも待たされる、そして、いい加減な手しか打たない、が常識です。

うしろに何か?
狂牛病関連の買い上げ制度、農水省がもたもたする間に、族議員が大運動して政府を動かし、農水省も重い腰を上げたそんな経緯で導入されました。
この制度のかかわって犯罪が起きるとすれば、この動きの中心、あるいは背後にある「何か」が必ず動いたはずです。このまま処分が長引いて騒ぎが大きくなれば巨大なぼろがほころびてくる、そんな心配が背後から農水省をつついたのではないでしょうか?

大社会長とは
日本ハムは業界最大手、それも圧倒的なシェアです。大社会長は業界団体にも君臨しています。業界団体も隠蔽に協力していないはずはありません。すでに小出し部分は露見しています。

誰かぁ〜〜
食肉、農水行政、族議員どこでもルートのある方、何か小耳にはさんでいませんか?この背後、どんな恐ろしいことがあるかおじさんにはまだわかりません。暴露によってどんな危険がかかるかもわかりません。でもこんなこと、何とか明るみ煮出していきたいですね。

JRのいじめ体質の歴史
 何十年前だったでしょう、旧国鉄示談のJRが、当局主導で「生産性向上運動」というのをやっていました。仕事の能率を上げて、当時では目新しかった「生産性」向上をはかろうと言う運動です。「マル生」と名乗ったこの運動は親方日の丸、赤字続きの国鉄を建て直そう、というまさにタイムリーな運動のはずでしたが・・・・・・
 実はこの運動、
組合つぶしが本音の目的だったのです。族議員の跋扈跳梁で赤字線を増やし利権の温床を育てながら、一方で邪魔な組合いつぶし、それも組合員の無理な勤務や懲罰的な研修を強いたり、いろんな差別を工夫したり・・・・その結果ついに「不当労働行為」として中止命令が下ったいわく付きの運動でした。
 生産性向上を経営改革でなく弱いものいじめで、の体質が、連綿と続いていた、ことが今度の事故でも明らかになりました。23歳の若い運転手は、まさにいじめとしか思えない
「日勤」処分が怖くてとんでもないスピードを出す自分を制御できなかったのではないでしょうか。
 一先ず下の者をいじめておけば、オーバーランによるダイアの乱れくらいなら上に申し開きができる、事故車の運転手の上役にとっては下をいじめなければ「自分がいじめられる」そんな状況だったのでしょう。
  
@JRのいじめ体質葉連綿と続いている。
A今回の事故でもいじめ体質が土壌になっている。
B下級職員よりも中間管理職へのいじめはもっと陰湿では
a、いじめは当面の保身になっても、事故は防げない
b、結局は自分に大きな責任がかぶってくる
何百倍もの犠牲者が
出ているって考えたことないですか?コンビニの経営不振をくびでおどかしてフリーターやバイトにしわ寄せしたり、鉄道に限らず大会社、中小企業、全国津々浦々で「同じ精神で同じパターン」で大小さまざまないじめが社会を支えているって想像してみてください。全国毎年3万何千人の自殺者、直接間接に人間社会のいじめ体質が起こしているんです。もちろん自殺じゃない死も関係があるでしょう。
 そう考えてくると、日本社会の管理システムにいじめ体質が採用されていることで、尼崎事故の少なくとも10倍、多分100倍以上の命が、直接間接に奪われているんです。
ボウリングが一面トップ!事故原因うやむや化に協力
 この時期に職員がボウリング大会!言語道断!どの新聞も一面トップ独占の大ニュースで襲い掛かります。言い逃れしてもダメ。毅然たる態度はなおダメ、何人もの首が飛びます。もちろんその間はJRの「経営体質」追求は「待ってました」とばかり休戦です。事故と関係なくても、言い逃れできなければ、みんなが襲い掛かって、犠牲者をほじくりだします。新聞も、そうやって事故原因うやむや化に協力しているんです。