日フィル鹿児島第35回公演、実行委員会日記 
コンサートは2010年2月17日(水)
2009年11月初、35回公演チケット発売開始
 11月初、アンケートに答えていただいたファンの皆様にダイレクトメールでコンサートのお知らせが発送されました。色々な相手との何十回もの会議や交渉、実行委員会ニュースの編集、印刷、一部一部たたんで封筒詰め、切手をはって発送は大仕事でした。ともあれ発送です。
 皆様の手に入って約10日、プレガイドをはじめ一般に公開されます。
 かねてからお知らせしてきましたが、今回の敷きアレクサンドルラザレフ氏はお名前の示すとおりロシアの方です。私たち素人から見ると、とても気さくで、元気そうな「おじさん」です。が一方、楽員たちの言葉では指揮、練習中などでの指示はこまかく厳密で、「とても勉強になる」そうです。さぁ、鹿児島ではどういうことになるか、楽しみにしましょう。
 ラザレフ氏の東京公演の際の写真をアニメ風に合成してみました。元気で厳しく、そして人間っぽい氏の雰囲気が少しは出ているかな、と思います。もう少しいろいろなシーンを取り比べてお伝えしたいと思います(三浦興一さん撮影)。


演奏オルグ薩摩大隅をまわる2009年11月15・16日
 弦楽四重奏団が東京からやってきました。「薩摩」「大隅」の両半島に二分されている鹿児島県、日フィルの活動は今まで薩摩半島に偏っていましたが、大隅地区の鹿屋で小玉小児科医院が特別会員に加わられたのを機に、大隈地区まで広げられないだろうか、その手始めに、鹿屋地区で鹿屋カトリック幼稚園、コープ鹿屋店の二箇所でミニコンサートを開くことになりました。
 第1日目、空港からあまり遠くない(独立行政法人)国立加治木病院です。大きな病院で、「療育部」という部門があって、このような事業を受け持たれています。準備が進み、患者さんが集まり始めたところで、到着しました。
 右側の三脚に乗っているのはカメラと集音機で、パソコンを通じて院内に流す(らしい)んです。
 半分以上車椅子で、ベッドの患者さんもおられ、50人近くが熱心に聞いてくださいました。
 次は港に出て、鹿児島港はポルトカーサで売り物の「くつろぎコンサート(お菓子とコーヒーつき、希望すればワインも飲めます)」を開きました。ほとんど満席、大いに楽しんでいただきました。
 最後は谷山緑地病院で、患者さん、ご近所、などを対象にコンサートです。地元のピアニストも賛助出演いただきました。
このあと、明日のエネルギーを温存しながら、コンパをやりました。
第2日目11月15日、手始めに銀行でロビーコンサート、そして大隈へ
 今年から特別会員に加わっていただいた、鹿児島相互信用金庫、坂元支店が丁度30周年だと言うので、ロビーコンサートです。
 こんなに集まっていただきました。アッそれから、鹿児島湾をフェリーで渡ったのは楽員さんたちに感動していただきました。
 鹿屋のカトリック幼稚園、訪問演奏です。
 子供たちが前に陣取って、子供向けの曲ではみんな元気に手拍子、身振りをつけて歌います。そうでない曲でも何とか静かにしてくれました。
 終ったら一言ずつお礼の言葉と一緒に花を上げています。
 コープ鹿屋では小さな多目的室でミニコンサートです。
 それでも途中入場なども入れれば40人以上でした。この部屋の隣がパン売り場で、そこでチョット食べられるようになっていて、そのいすもみんなお借りしてしまい、結果的には営業妨害的な影響があったようですが、いすの移動などお手伝いいただき、帰りにはここのパンを人包みずついただいて帰ってきました。
 2日続き、それぞれ3箇所プラスアルファー、とてもきついプログラムでしたが、楽員さんたちには何とかこなしていただきました。こちらではホームページの写真など手落ちが多く、雰囲気が十分伝わらなかったことをお詫びします。

日フィル九州公演拡大会議・・・・・みんなで集まりました。
第35回公演まであと半年になりました。ここで各地の実行委員会が宮崎に集まって「拡大」会議を開きました。2009年8月22〜23日です。
「第35回」といえばすでに35年になるわけです。不況やバブルや炭鉱閉山、いろんな波を乗り越えてきたのです。いろいろな問題が重なり重なり起きてきて克服できたり困難を溜め込んだりしてきました。そんな問題が今回も深刻に話し合われました。
 いつも問題となる一つは公演が各地の大きなホール、小さなホール、大きな人口少ない人口などを当てにして行われることです。各実行委員会の分担(席数で決めていますが)をどう決めるか、なんて真剣に問題になりました。
 それぞれの事情、それぞれの困難をみんなで抱えていく、これからも続きそうです。鹿児島の皆さんにも、これからもよろしくお願いいたします。

 2009年6月14日池袋の公演楽屋でお会いしたラザレフさん。
 このガッチリした指揮者が、狭い指揮台をもっと狭くして彼方此方移動しながら、それは活発に指揮されます。練習は「ここはこうではないか、もう一度、」とか楽員一人一人と議論され、指示を出され、結構きついんだそうです。
 楽屋では鹿児島実行委員会からの焼酎の差し入れをほんとにうれしそうにされたり・・・・・
池袋公演
 元気に指揮をするところ、楽員の話すところ、そんな写真を日フィルに頼んでいます。そのうちお見せできると思います。

これからの予定
2009年8月22日〜23日
宮崎県はシーガイヤのフェニックスホテルで九州全体から集まって、「拡大会議」を開き、九州全体の大綱(曲目、演奏者など)と、その他の詳細にほとんど最終決定、具体的な準備に入ります。勿論ホームページでお知らせします。
10月〜11月の間に九州各地の都合を調整して演奏オルグ(室内楽のチームが巡回)が行われます。鹿児島実行委員会では新しく特別会員が加わった大隈地区を特に重要視、チームの巡回のコースに入れたいと考えています。
10月末 いつもおなじみ、コンサート前最終の実行委員会ニュースを配布します。日フィルからのお知らせやお便り、実行委員会のニュースなど、ご期待ください。
チケットの先行売り出しの要綱などもこのときお知らせです。優先的に良い席が確保できるよう、一般に売り出す約10日前に設定されます。
11月初めチケット先行売り出し開始、ニュースを受け取られた方はチケット申し込みお早く。

2009年6月28日 日フィル九州連絡会第1回
 2月のコンサートが終わり、それぞれに来年の準備に入り、東京でラザレフさんの公演を見たり、九州内の各実行委員会も少しずつ乗ってきたあたりでしょうか、恒例の九州連絡会が福岡は「赤レンガ文化館」で開かれました。
 おじさんは例によって姫路から参加、新幹線を博多で降り地下鉄で天神、から赤レンガ館を目指します。このお社が目印で、
 神社の境内沿いにラーメン横丁を入っていきます。
 ラーメン屋さんはチョッと込んでいたのですが、きびなごてんぷらとラーメンで下、ではなかった腹ごしらえ、遅れたカナなんておっかなびっくり
 赤レンガ館を入っていきます。
 こんな古風な階段を上るのです。
 維新から何十年か経って、福岡も金持ちになった頃の偉い人たちが集まった部屋です。
 みんな集まって机を並べなおして会議です。何でも、文化庁が舞台関連の文化事業を補助するとかで、そのパンフレットの補助対象事業の例として日フィル九州ツァーが大々的に取り上げられているとか、そんな補助がもらえるなら、今までみたいなどんぶり勘定の会計ではダメだぞとか、曲目の相談、九州全体の団結などなど議論が弾みました。
 正面真中黒シャツの小橋さんが、35年間やってきた小橋さんから向かって右二人目の田副さんに変わって議論を取り仕切ります。少し軽い調子で、とても上手にリーダーシップを取られます。チョッと腹がたつときもありますが、丁度いいリーダーシップのように感じました。
 鹿児島は真辺さんの(左側手前から2人目の女性、間の空いた席がおじさんが写真をとりに出た後)活躍で、ボリショイ劇場の音楽監督を長くやられたラザレフさん(来年の指揮者)と得意のチャチャイコフフスキー、それもバレー音楽が主になる、なんてプログラムを目指して日フィルと打ち合わせ中です。ご期待、ご期待。
 三角ガラスをふんだんに使った窓をとってみました。外の模様が色々に歪んでいるのは古い時代のガラスが残っているからです。そして下の方(人の手が届く)のガラスはあまり歪んでいないのに気が付きましたか?きっと何かの拍子の壊れて新しいものに取り替えたのでしょう。
 ガラスのひずみはとにかく、結構来年のコンサート、今までとはかなり毛色の変わったものになりそうです。それも元気一杯の指揮者、、そのまた得意種目。


2009年6月14日 ラザレフ氏と東京芸術劇場公演で会うの記
 ラザレフ氏(2010年九州公演指揮者)の九州における知名度、今度の公演ではちょっと心配です。日本での知名度は今ひとつでも、うわさでは日フィルの雰囲気を変えつつある、そんな指揮者らしいんです。ともかく「百聞は一見」行ってみることにしました。日フィル側でもある程度の無理をして迎えてくれました。
 東京芸術劇場、とにかく大きな劇場です。東京山手線池袋駅から程近く、昔「きったなァ〜い」公園だったあたりに5階建てだか10階建てだか見当もつかないような建物です。下に見えるロビーは会館全体の入り口です。上っていくのが怖いような長いエスカレーターを伝わってやっと「大ホール」1階のロビーに到着です。そこから見た景色。さすがはバブルに浮かれていた経済大国「箱もの」行政の看板と言えるでしょうか。
 ホール1階の窓からの景色、大抵のビルは下に見えます。目の前に大きいのはサンシャインではなく、別の「無名」ビルです。梅雨の間のどんよりした景色です。
 そろそろ人が入り始めます。箱もの行政を論じているときではありません。中に入るとしましょう。
 3階建ての客席です。こちらもでかい。
 金持ち日本の「財力」の象徴、なんて思ってしまう立派なパイプオルガンです。
 演奏中は写真「なし」です。おじさんの「つたなき」言葉でご報告いたしましょう。
 前から少しお話していたかもしれませんが、来年2月の公演、指揮はロシアのラザレフさんです。長くボリショイオペラの指揮者、音楽監督などをされた方らしく、ロシアでは知られた方らしいのですが、日本、特に九州では知名度があまりないのが心配、ということで今回のことになりました。
 始まりはウェーバー作曲歌劇「おオイリアンテ」序曲、舞台の袖から半駆け足で登場、ほんのチョッとした挨拶の身振りですぐに指揮に入ります。狭い指揮台を彼方此方動きながらあっちへこっちへ指示を出し、体、身振りを全部使ったみたいな指揮振りです。
 シューマンのピアノ協奏曲はそれほどの動きはなかったみたいですが、最後のブラームスの交響曲1番、アンコールの何とか舞曲は同じようにダイナミックでした。
 指揮の身振りと曲相の関連がどうこう、はわかりませんが、聞いていても「乗れる」指揮と思いました。「音楽的」な部分についてはより広い関連から解説が出るでしょう。ともかく、大変満足したコンサートでした。2月には皆さんも大いにご期待いただけると思います。
 こんな記念写真も付き合ってもらいました。
 帰りにステージ側から客席を眺め、あとは別室で開会中の楽員をお客の懇談会に顔を出し(これも楽しい会でした)帰ってきました。


2009年5月13日 大隈地区「オルグ」
 「オルグ」なんて言葉知っていますか?英語の「オルガニゼーション」を短く略した言葉、労働組合運動華やかなりし頃の言葉です。「もう少し活発に動いてもらわなければ」という時に、組合本部から派遣されて工作するそんなときに使った言葉です。
 日フィルコンサート準備なんかで、各地の実行委員会に日フィルから派遣されたり・・・・・
 前回3月に真辺さんとおじさんが鹿屋の小児科のお医者さんに特別会員になっていただくためにお伺いしましたね。あの後大隈地方の知り合いをたずねて日フィルサポートをお願いしよう、と、二反田さんと出かけました。写真をあまりとらなかったので、レポートはちぐはぐですが、
 大隈地方といえば、おじさんにとっては輝北町、天球館です。いまは鹿屋市と合併して、鹿屋市立天球館とでもいうような施設になっているのでしょう。当時その担当だった中津川さんと連絡をとり、(この写真は昼食の煮込みカツ弁当)当時の町長、天球館の仕掛け人、有留さんと合い色々お願いしました。
 中津川さんもご機嫌です
後に続きます。


2009年3月16日 おじさん写記  さァ一歩踏み出し
 第34回公演は無事に終わり、今晩は鹿児島で打ち上げ懇親会です。
 鹿児島にチョッと早く着き、持って来たお弁当で足湯にくつろぎました。
 さらに残りそうな時間で鹿児島大学に寄り道したり、のお陰でチョッと到着が遅れてしまいました。しかしたっぷり食べ、しゃべり、楽しんでその晩は沈没。
 2009年3月17日 大隈半島は鹿屋のお医者さんが新しく特別会員になってくださったのでご挨拶に、鹿児島港から桜島フェリーに。
 運転は真辺女王様。
 桜島は昔とは別の火口から噴き始めたそうで、今日は煙です。
 桜島から海岸通を一路南へ、急坂を上がるとはや鹿屋近郊です。車窓から見えるのは高隈山か、
 この時代に経済急発展か、近くは大型店が続々と出店中、
 GPSは有能です。いやそうじゃなくて有能は運転の真辺さんです。小児科児玉先生がこのたび「特別会員」になっていただいたのです。色々ご挨拶やら情報やら世間話やらが弾み
 成果はともあれこの笑顔で先生ご夫妻とお嬢さんには玄関までお送りいただき(まだあるんですが)
 国道に出たら、もう次の目的地大海酒造の看板です。
 待って下さいよ、これは単なる広告でその近くに社屋を発見。目的の社長さんはご出張、後日を約して
 入り口の小さな展示の豊富な内容を眺めました。あっ忘れていました、こちらは「大海酒造」ではなく、「大海酒販」でこの社屋の後ろに大きな倉庫と発送基地がありました。
 アァ〜〜〜ともかく一日のつとめはこれで・・・・児玉先生のところでいただいたお弁当でもいただくか、という訳で車内は大ご馳走。ご心配なく、チャンと2人分ありますよ。
 そして空港に着き、コーヒーなどで一休憩、快晴の中黄砂に霞む霧島(何か、三つの言葉が重なるよ)です。  以上終りです。
「特別会員」って、年1口いくらのお金をいただく会員さんです。それを集めて、日フィルから年末に弦楽四重奏等のチームを呼び、各地で慰問演奏などを行っています。日フィル活動としては重要な一環なんです。