おじさんと歩く朝来山
 朝来山って、その北斜面100万平方メートルが丸まる「南但馬自然学校」の敷地になっている標高700mあまりの山です。おじさん、(ご存知でしょうが)同「自然学校」の校長です。
 ここでは教育としての自然学校を詳しくご説明するかは別として、折に触れてその中でとった写真をお目に掛けます。勿論、他の場所にも行きますし、この学校の役目なんかも触れたりもしましょうね。
2009年5月25日朝来山、それぞれの初夏
シーズン後の桜たち
 自然学校にはたくさんの種類の桜が植わっています。この桜は豪華な花がたくさん咲くわけでもなく、かといって地味でもない、そこそこに咲く種類でしょうか。例年、小さなさくらんぼがたくさんなるんです。今年はあまり生っていませんがそれでもこんなです。少し暑いくらいになると実は黒々とした赤に染まっておいしそうです。実が小さくて「食べた」という実感は殆どないのですが、黒っぽいさくらんぼ(米国種かな?)特有の味と香りが楽しみで、毎年何粒かいただいて、その代わり、種をどこかに捨ててあげています。
 森の中を歩いていると、そんな種が何粒か固めて捨てて(季節的にはもう少し後か)あるのを見かけます。地面に落ちたり、あるいはこの場合のように生っているところを誰かにやられらのでしょう。桜としては種を運んでもらってうれしいのではないでしょうか?
 自然学校敷地の西の方、10本ほどホントのさくらんぼが植えてあります。夏休み前に実るので、自然学校の子供たちにも人気だったのですが。数年前から樹勢が弱り、ほんのチラホラしか生らなくなってしまいました。ここだけまだ少し残っています。さくらんぼ愛好家だった樫原さん、この写真見たらさぞガッカリなさるのでは・・・。
 その東に隣接した、場所に数本ある桜が、これもまたここ数年勢いが悪いのです。普通なら葉っぱが茂っているはずですがこんな調子です。このあたりの土地が桜の種類には良くないのかも、とも思えますね。
栗と柿、猿蟹合戦の脇役・幼時の姿
 これ何だかわかります?また何日かして出てきますから思い出して下さいね。
 そのうちの一つのクローズアップ、何か気が付いておいて下さいね。とにかく蕾です。
 こっちも蕾です。顎から花になる部分が恥ずかしそうに少しのぞいていますね。そして顎の根元の部分が膨らんでいます。(こんな説明詳しくやっているとチョッと味な気分になって来ちゃいませんか?)「生物」であることで生じる親近感なのでしょうか?
エゴノキの花
 歩いていると地面に花がたくさん落ちています。
 近づいてみるときれいな白い花です。
 あんなに落ちているのに、上を見るとまだこんなにたくさんあります。
 アップにしてもこんなにきれい。右の方に一個だけ蕾が残っています。こんな幼くてかわいい蕾がこんな数ぶら下がっていたら、それはそれでユーモラスでしょうね。これって何かのヒント?お楽しみに!