赤穂のサイエンスは塩のサイエンス

第2日目午前

赤穂は忠臣蔵の町であるとともに塩
の町、昔から塩田で栄えてきました。
何しろ船一艘分の塩が赤穂で4千両、
江戸に持っていけば1万両なんです。

浅野家が金持ちだった、赤穂に大規
模な水道システムが発達したのもそ
んな背景があった、というわけです。

というわけで、町のあちこちで塩屋さ
んの看板を見かけます。お土産にも
塩は重要です。何しろ、塩を固めて
作ったぐい飲みまであるのです。
(のみはじめは少し薬品的な匂い
がしたり、あまり満足感がありません)

いろいろな塩 大々的な赤字まで出して、専売を維持してきた塩、安くするために
イオン交換樹脂報で純粋な塩化ナトリウムにして、味だけでなく健康にまで悪影響を出
し、その上巨大な赤字を計上して専売公社を維持してきた塩、自由化されたらこんなに
いろいろな塩が出てきているんです。
でも、不思議なんです。どれを見ても、100gあたりのナトリウムな含有量がかなり違うん
です。このページうしろに出てくる「塩の成因」と一緒にチョッと勉強してから考えたいと
思います。


赤穂海浜公園、とっても広い公園
です。迷ったら、遠くの景色から
方向を判断するしかありません。
広いい広〜〜〜い塩田を転用し
たものだそうです。といっても25
億円(西はりま天文台の当初予
算の約2倍?)かかっただけあっ
ていけあり海洋科学館あり、観覧
車(大きな丸い輪っかにいくつも
ゴンドラがついたあれです)あり、
大変豪華です。

         素敵でしょ!



先ず科学館付属の体験施設で塩つくりをしました。
4人でテーブルに着き、土鍋に塩田で濃縮した海水(「かん水」と呼ぶそうです)を入れて
煮詰めます。へらのようなものでかき混ぜているとだんだんどろどろして、そのうちパチ
パチ撥ね始め、最後には少ししっとりした塩になります。もちろん途中で適宜皆さん指先
につけてなめたりしながらですけど。

できた塩は皆さん小袋に分けてお持ち帰りです。


昔ながらの塩田が展示してありました。手前が古い(それでもおじさんの子供の頃より新
しいのでは?)「入り浜式」塩田。砂を敷いた浜に海水を導き入れて、日光で蒸発させて
濃縮していきます。真中に集めた塩つき砂から海水でかん水を取り出し釜で煮詰める、
そんな工程です。
向こう側は「流下式」、細い枝がたくさん着いた竹の枝をたくさん吊るして上からポンプで
海水を流し、循環させて濃縮します。最後に釜で煮詰める、は同じです。夏の日差しよりも
冬の風の方がよく蒸発する、なんて話も聞きました。


塩田にこんなに工夫しているのは日本だけだそうです。だって、他の国々はもっと乾いて
いて、池に海水をためておくだけで塩ができるんだそうです。天日塩と言うそうです。その
他に塩湖(オーストラリア旅日記でご紹介しましたね)岩塩、などもあります。

塩はどうやってできた?は子供の頃は陸地の岩や土が微量な潮を含み、それが雨で溶
け出し海に運ばれ続けて海の塩になった、と習いましたが、最初に気相に塩素が出て、
岩石のナトリウムと化合して、海ができるときにはもう塩があった、という考えの方が有力
と聞きました。おじさんどちらもまだ納得行っていません。


関ケ原から16年、驚異の赤穂水道システム

赤穂城はおもしろい

四十七士特集号

サイエンスツァーのページ


おじさんのページ